フラフラつくる人

主に制御工学やコンピュータについてのいろいろな話題を書いていきます。時期によっては内容が偏ることもあります。

自作組み込みOS、kozos-inspireのコンセプトについて

夏休みに入ったはいいが、先輩にリンカスクリプトの講座を頼まれたり下級生の手伝いをしたりと何かと雑用が多くて思うように組み込みOS製作が進められずもやもやしてます・・・。まぁ愚痴を言ってもしょうがないので今できることからやっていこうと思う。とりあえずどんなOSにするかはっきりと決めていなかったので今ある考えを文章に起こして整理してみたいと思う。ちなみに作るOSの名前はまだ決まってません。kozosをベースに作るので暫定的にkozos-inspireと呼びたいと思います。

まず、どんなOSを作りたいかというところから整理してみる。とりあえず今考えていることをざっと書いてみると、こんな感じになる

 

  1. みんなが使いやすいOS
  2. ハードの深いところまで自由に制御できるようなOS
  3. マイコンで気軽にスレッドプログラミングができるようになるOS
  4. データの取り扱いが容易なOS
  5. 他の組み込み機器を用意に扱えることができるOS

 

1と2に関しては抽象的な言い方でなにをしたらいいかはっきり見えてこないかもしれないがこれから作るOSの核となる重要なテーマである。ざっくり言うとわたしは今回UbuntuとかDebianのような組み込みOSを作りたいと思っているのです(ちょっとわかりずらいたとえかもしれないけど)。どういうことか説明するために例として二つのOSとしてWindowsFreeBSDを挙げたいと思う。独断と偏見が混じった見解なので間違ったこと言ってるかもしれないがそこらへんはご容赦ください。

まず、Windowはマウス操作ひとつでほとんどのことができて便利な一方、自分が自由に制御できる機能はだいぶ制限されてしまうOSである。次に、FreeBSDは、コンピュータの下層の部分まで大方自由に制御できる反面、ユーザインターフェースがCUIしかないところなどが初心者にはきついOSである。二つのOSにはそれぞれ長所と短所があるが、その二つのOSのいいとこ取りなOS、つまりは、Ubuntuのような初心者でもなんとかついてこられる程度の操作難易度で、なおかつマイコンの下層まで自由に制御することができるOSを作りたい(FreeBSDもXウィンドウシステム使えるけど、わたしはFreeBSDはそういう風に使うOSじゃないと思っているので)。

3,4,5に関してはまだまだ考え中といったところだが、4を実現するためにファイルシステムを実装してみようかなと思っている。さらに5については、UNIX系OSのストリームみたいな入出力機能を持たせてみたいと考えている。3についてはもっとスレッドプログラミングについて勉強してから決めることにする。

こうして整理してみるとわたしの知らない新しい分野のことだらけなのでちょっぴり不安だが何とかがんばってやり遂げたいと思います。もし、どんなソースコード書いてるのか見たい方がおりましたらわたしのgithubリポジトリのリンクを張っておくのでご覧になってください。

 

n-kei/kozos-inspire · GitHub

 

つーか、コレ夏休み中に終わるかな・・・